魔法の技法ユマニチュード
看護師の安里です。
入梅になり、蒸し暑さが増す過ごし難い季節になりましたね。
皆様体調の変化はございませんか。
前回は、認知症ケア学会での学びを共有させて頂きました。
今回は、学会でのまさかの出来事について書かせて頂きます。
偶然、エレベーター前で、ユマニチュード考案者のイヴ・ジネスト先生と日本ユマニチュード学会の代表理事の本田美和子先生をお見かけしました!
この場を逃すと一生お会いできないと思い声をかけることにしました。
英語、英語、Englishと思っていたのですが、咄嗟に出た言葉は「写真を撮って頂けませんか」でした😅
本田先生が通訳をして下さり、記念撮影ができかなりテンション上がりました🥹
日々の業務に追われて、「ユマニチュードの技法を用いての関わり」についておざなりになっていたので、今一度、気を引き締めて訪問させて頂こうとと思いました。
ユマニチュードとは
(以下日本ユマニチュード学会ホームページから抜粋)
「人間らしさを取り戻す」という意味をもつフランス語の造語で、2011年より日本導入されました。
要素「見る」「話す」「触れる」「立つ」を「ケアの4つの柱」と名付けました。そして、ケアを一つの物語のように一連の手順で完成させる「ケアの5つのステップ」で構成するケア・コミュニケーション技法を編み出しました。
4つの柱はあなたを大切に思っていることを相手にわかるように伝える技術です。
「見る」ことで相手を大切に思っていることを伝えるためには、たとえば同じ目の高さで見ることで「平等な存在であること」、近くから見ることで「親しい関係であること」、正面から見ることで「相手に対して正直であること」を相手に伝えています。
「話す」ときも相手のことを大切に思っていると伝えるための技術を用います。低めの声は「安定した関係」を、大きすぎない声は「穏やかな状況」を、前向きな言葉を選ぶことで「心地よい状態」を実現することができます。
「触れる」ことも相手へのメッセージであり、相手を大切に思っていることを伝えるための技術を用います。具体的には、「広い面積で触れる」、「つかまない」、「ゆっくりと手を動かす」ことなどによって優しさを伝えることができます。
「立つ」ことによって体のさまざまな生理機能が十分に働くようにできています。さらに立つことは「人間らしさ」の表出のひとつでもあります。
偶然、イヴ・ジネスト先生と本田美和子先生にお会いしましたが、これは今の私に必要であり必然だったと思います。今まで取得していたことを思いお越し、日々の訪問に生かします🙇♀️